ペットは心を育てる
皆様いかがお過ごしでしょうか。犬好き親父のNobです。日々、愛犬 五豆の世話をする事で逆に心に安らぎを得ている自分がいる事に気づきました。本来年齢を重ねるとともに鈍化し始めていた感情が五豆の世話をすることで時間を逆行するかのごとく、喜怒哀楽、特に喜びと楽しみの部分が豊かに戻りつつあるように思います。
思えば五豆が家族になってからの三年間は、それまでの日々にはなかった喜びがありました。最初のうちは身体が小さいのにケージから出すやいなや小鼠のように走り回り、またあるときには子犬用のおもちゃにじゃれている姿は見ている者に幸福感を与えてくれました。五豆を見ていると自然に笑顔になっている自分に気がつきます。
私達夫婦には子供は四人いますがみんな成人しており、誰も結婚していないので孫もいません。そのため犬の五豆が孫の代わりの様な存在となっています。子供を育てた経験はありますが孫の面倒を見た経験はありません。親が子供を育てるときは衣食住と生活全般に責任を持たなければならないので大変ですが、年寄りが孫を見る場合は責任が軽減され、怪我をさせない事や変な物を食べさせないなど見守りの機能が主だったものになる様に思います。ペットも飼いだして三年もすれば知恵がつき子供の見守りのような機能で事足りるようになってきます。
五豆は私達夫婦にとっては孫同然の存在で子供達にとってはペット以上で子供(私達夫婦にとっては孫)未満といったところでしょうか。
妻とよく話すのですが、子供が小さかったときに五豆の様な存在がいてくれたらもっと子供達とも共通の話題で楽しめたのではないかと思っています。特に犬を育てるという経験(犬以外の動物でもそうですが)は後々親になった時に必ず役に立ちます。目が離せないと言う点では赤ん坊も子犬も共通するものがあるので、他のことをやっていても常に注意を払うことが無意識にできる様になります。
女性は妊娠している間に自然にお腹の中の子供に注意を払うトレーニングができるのですが、男性の場合は兄弟などで下の子がいない場合やいても面倒を見たことのない場合は、親になっても気持ちや能力が親になるまで時間がかかり、結局女性が夫と子供の両方を育てなければならないことになります。
そう言ったことを考えれば情操教育といった点でも、経験を得ると言う点でも動物を飼うという行為は良い影響をもたらすと思います。
ペットを飼うことで気持ちに張りが出る
ペットを飼う事を決めた時点で最後まで面倒を見ることを覚悟して飼われていると思います。私も還暦に近い年齢になり気力と体力の衰えを実感していますが、病気などで五豆を育てることができなくなる事がないように健康に留意する様になりました。記憶力と集中力の衰えを感じ始めた時からDHAの錠剤なども服用しておりますし早寝早起きを日々の日課としています。
一人暮らしで動物を飼われている方は自分が急に入院しなければならなくなった時にペットの面倒を見てもらえる人や預けられる場所などを確保する必要があり前もって考えておられる方も多いと思います。
犬の平均寿命は15年くらいです。10歳を超えたくらいで色々な病気が出てくることが考えられます。その時に充分な医療を受けさせてあげたいと思っています。そのためにもペット保険は入っておいた方がいいと思っています。
肉体は時間と共に衰えていきますが、気持ちは持ちようでどうとでもなります。ペットを飼い続けるため、ずっとペットと一緒にいるために働く。健康を維持することに努める。ペットの命に最後まで責任を持つ。そう自分に言い聞かせることで気持ちに張りが出て、結果的に脳の老化も遅らせることができるのではないかと思っています。

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