皆様いかがお過ごしでしょうか。犬好き親父のNobです。季節の変わり目になり夜間の温度が低くなってきました。昼間と夜間の温度差が大きいので犬を飼われている飼い主の皆様も愛犬の体調についていつも以上に管理が必要になりつつあると感じておられる方もおられるかと思います。
五豆も今まではソファーや色々な所でくつろいでいましたが、昨日から寒く感じるときは洗面所の隅に置いてあるバスタオル入れに丸まっています。昼の暖かい時間帯はいつもどおり居間でゴロゴロしています。また眠りにつくときはハウスに入って、自らの体温の輻射熱で暖を取っています。誰が教えるわけでもなく自分で一番良いポジションを見つけ出しているようです。
近頃、五豆を見ていて犬の知能が私が思っていたより高い事に驚かされる事があります。今回の投稿では私が犬の知能が高いと思う事柄とそれ故に生じた問題、対処している方法について書いてみたいと思います。
犬は人間の役割を決めています
五豆は散歩に連れて行く際には、三人以上でなければ玄関先から動こうとせず、その中にいつも散歩に連れて行く妻か次女が入っていないと全然歩こうとしません。五豆の中では散歩に連れて行く人間は妻か次女に決めているようです。遊び相手は次女と思っているようです。食事を与えてくれる人間は自然食を度々作っている私と思っているようです。散歩に連れて行っても疲れて歩けなくなると抱き上げてくださいと言わんばかりに両前脚を上げてきます。これも役割を妻か次女に決めているようです。ブラッシングやシャンプーも妻か次女の役割と思っているようです。
このように、より多くその役割を担っている人間を認識していて、それ以外の者がその役割を果たそうとすると、なかなかさせてくれません。
犬は交渉を行います
五豆はお腹が空いて来ると、マットを齧って、私の顔をじっと見てきます。私が知らない顔をしているとまたマットを齧ってこちらをじっと見て来ます。「マットを齧られたくなければ食べ物をください。」と言わんばかりにです。それでも知らない顔をしていると今度は近くまでよってきてかわいい声をだしてアピールしてきます。またトイレの扉の前で籠城することもあり、クローゼットの前で籠城することもあります。このように食べ物に対する執着心が出て来ると交渉を行います。
お腹が空いていないときは、やって欲しい事をやって貰えないときでも、比較的諦めが早く待つということも出来るようです。
このことから、犬にとっては、食べ物に関する事柄は最優先するべき物と捉えているようです。すなわち犬は優先度の高い物と低い物を見分け対応を変える事が出来る能力があるということになると思います。
犬は人間を対等と思っています
古来、犬は集団で狩りを行う動物でした。それが人間とタッグを組むようになった理由は何でしょうか。偶然ではないように思います。群れを嫌った犬が人間についてきたのではなく、群れを離れてでも人間について狩りを行う方が効率よく食べ物が得られ、獲物から反撃されて命を落とす危険を避けられると考えたからではないでしょうか。
そこまで犬が考えて行動する動物だとしたら、犬は人間を対等の存在。すなわち狩りを手伝う代わりに命を維持する為に必要な食べ物を与えてくれる存在と捉えていると考えられないでしょうか。ギブ&テイクが成立する関係は最早対等と言わざるを得ません。前述で冬場、眠る時は、ハウスに入ると言いましたが、朝、起きて居間に行くと、テーブルの下から出て来て「今日もちゃんと仕事をしたよ」と報告するように身体を寄せて来て、撫でてあげるとハウスに入って眠りにつきます。教えたわけでもないのに、番犬としての役割を果たそうとしているようです。こういった役割については人間と犬との長い関係の中で習性として遺伝子に組み込まれたものと考えられます。
問題行動についての対処法
前述の内容からも分かるように、犬は人間を対等と思っています。犬との間に主従関係を作り、無理に言うことをきかせようとすると、逆効果で犬に嫌われてしまいます。一旦犬に嫌われると修復がなかなか難しいので、我が家では、
- 犬が嫌う臭いのついた犬用スプレーを使う
これはその日一日は有効ですが次の日には効果は無くなります - 注意してちゃんと聞くようならオヤツを少量与える
これは色々なところで目にしますが、犬は芸でも人間がしつけと思っていることでも結局食べ物を得るための手段と考えています。人間の言う事を聞くだけで簡単に食べ物が得られると思い込ますことが出来れば言う事を聞いてくれやすくなります。反面、そのように思い込ませるには、時間がかかるでしょう。 - それでも聞かないようなら部屋から出て行く
この方法は、犬が問題行動を起こしたことを自覚することができれば、やめることに繋がると思います。ただ自覚していない時は自覚するまで待たないといけないでしょう。
などの方法を取っています。このように、どの方法にも一長一短があるので、場面場面で一番効果的な方法を取るのが良いでしょう。
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